建設業界では中東情勢緊迫化による原油(ナフサ)高騰で塗料や建材が大幅値上げされ、住宅の竣工遅延や建築費高騰が深刻化しています
- 2026.05.14
- その他
2026年5月現在、建設業界では中東情勢緊迫化による原油(ナフサ)高騰で塗料や建材が大幅値上げされ、住宅の竣工遅延や建築費高騰が深刻化しています。
原材料高騰が建設業界へ与える影響
塗料や防水材の多くには、石油由来の原材料が使用されています。
そのため、中東情勢が不安定になると原油価格が上昇し、結果として建材価格にも大きな影響が出ます。

特に2026年は、外壁塗装材、ウレタン防水材、シーリング材、接着剤、樹脂系床材、鉄部塗装材料など、多くの資材で値上げが続いています。
現場では、「見積時より材料費が大幅に上がる」「納期未定で工事が止まる」「追加費用の説明が難しい」
といった問題が実際に起きています。
住宅の竣工遅延も深刻化材料不足や納期遅延により、住宅やアパートの完成時期が予定より遅れるケースも増えています。
建築工事は一つの工程が遅れると、その後の業者さん全体に影響が出るため、足場解体の延期、内装工事のズレ、引き渡し延期
入居スケジュール変更など、オーナー様や入居者様にも大きな影響が出てしまいます。
建設業界全体が「価格」と「工期」の両方に悩まされている時代になっていると感じます。
こうした状況だからこそ、私たち建設会社は“ただ工事をする”だけではなく、オーナー様や管理会社様へ正しい情報を早く伝えることが大切だと思います。
① 早めの修繕提案を行う材料価格は今後さらに上昇する可能性があります。
そのため、「まだ大丈夫だから先延ばし」ではなく、軽度劣化のうちに修繕することが、結果的にコスト削減につながります。
特に、シーリング劣化、防水層の傷み、外壁クラック、鉄部のサビなどは、早期対応で工事費を抑えやすい部分です。
② 長期的な修繕計画を提案する単発工事ではなく、
「3年後・5年後を見据えた修繕計画」を立てることで、急な高額工事を防ぎやすくなります。
オーナー様にとっても資金計画が立てやすく、管理会社様としても提案しやすくなります。
③ 価格だけではなく“品質”を重視する価格競争が激しくなる時代ですが、安価な材料や施工では、数年後に再修繕が必要になるケースもあります。今後は、耐久性、防水性能、メンテナンス性、保証内容など、「長く建物を守れる工事」がより重要になると思います。

こういう時代だからこそ、 「建物を長く守るために何が必要か」を真剣に考え、オーナー様・管理会社様・入居者様に安心を提供できる会社が選ばれていくのではないでしょうか。
ただ工事を行うだけではなく、 “建物の未来を守るパートナー”として、適切な修繕提案と高品質な施工を続けていきたいと思います。
担当鎌田